
コロナで2年半にわたり中断されていたカンボジア・西トップ遺跡での奈良文化財研究所による発掘調査ですが、2023年2月から再開されました。今回は現地で8月20〜26日、奈良文化財研究所の建造物・考古の研究員とともに6日間の発掘調査です。
写真奥の中央祠堂の修復工事も佳境に入りました。積み残しになっている西トップ遺跡の変遷についての謎も、これからの調査で明らかになっていくのか、目が離せません。
なお、西トップ遺跡は世界遺産アンコール遺跡公園の中央部にほど近く、有名なバイヨン寺院からも徒歩圏内。最近シェムリアップとアンコール・トムを結ぶ西大門の修復が進み、西側からも通行可能になったところです。今回の発掘調査中も、レンタル自転車やバイクで観光客もチラホラ。修復の完了した寺院も勇壮でよいですが、発掘や修復の最中の遺跡を見る機会も、貴重なものです。今年度末頃まで中央祠堂は修復中の予定です。
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関連文献
- 独立行政法人国立文化財機構奈良文化財研究所 2011 『西トップ遺跡調査報告』奈良文化財研究所学報88
- 杉山洋, 西原和代, 庄田慎矢「西トップ遺跡の発掘調査―第16次調査―」奈文研文化財研究所紀要2023, pp. 1-3. 2023年
2023年2・8月調査の現場風景










